湯取り神事亀崎地区東組宮本車
演目
湯取り神事
製作者(人形師)
荒川宗太郎
製作年
昭和7年
由緒
弘化5年(1848)の祭礼図にも湯立て神事のからくりが描かれているので、このころにはすでに演じられていた
所作・動き解説
神官が御幣で釜を清める所作を3~4回繰り返した後、巫女が玉串を振りお湯花を散らす御湯立ての所作となる。その際紙ふぶきによって湯玉の飛び散る様を表す。
からくり機構解説
神官、巫女の人形とも上山にそれぞれ斜めに取り付けられた内樋上を移動し手、足、頭等がそれぞれ中段からの糸使いにより操作される。釜の底には穴が開いておりその下に回転する羽根が設けられ紙ふぶきを飛ばす仕組みになっている。
口上文
鶴も来て舞う 亀崎の
春の潮干の御祭礼
曳き出す山車のそが中に
氏子の人の 罪とがを
拂い清める三番叟
御神湯神楽の有難や
宮本車の尊しや
宮本車の尊しや
(↑の謡で始まりからくりが演じられる)