第27回 知多・衣浦地区山車祭り交流会議開催のご案内
2022年1月24日
今年の知多・衣浦地区山車祭り交流会議では、「上山からくり人形披露発表会」を開催いたします。
どなたでも鑑賞できます。ぜひご来場ください。
- 日時
令和4年2月13日(日)9時半から
- 場所
雁宿ホール 大ホール
(半田市雁宿町1-22-1)- 内容
上山からくり人形披露発表会
- 亀崎地区 中切組 力神車
- 下半田地区 北組 唐子車
出演 からくり人形紹介
亀崎地区 中切組 力神車
【演目】浦島
【製作者(人形師)】六代目玉屋庄兵衛亀に乗った浦島は竜宮城に向け、亀崎の浜を発ちます。蛤から忽然と容顔美麗なる乙姫様が現れ、浦島に玉手箱を渡します。この時、人形から人形へと玉手箱は渡されます。見せ場の一つになっています。
浜に戻った浦島は、浜辺の岩に箱を置き、禁じられてはいたものの、それを開けてしまいます。すると箱からはモクモクと煙が立ち上がります。
振り返ってみると浦島は翁の姿に。「面かぶり」という玉屋庄兵衛の得意とする機構が用いられ、瞬時に変身ができるのです。しばらくすると元の青年に戻り、天下泰平・国土安穏の舞で舞い納めます。
箱書きには「御成婚記念新調」と記されています。作られた時期、謡や舞ともにとてもめでたい演目となっています。下半田地区 北組 唐子車
【演目】肩車離れからくり
【製作者(人形師)】隅田仁兵衛栄重下半田の祭礼は、醸造業や海運業で栄えた経済力を背景に古くから行われてきた祭礼です。元文4年、1739年に寺社奉行に提出された文書では、既に山車が曳き出されていることが確認される由緒ある祭礼で、半田市無形民俗文化財に指定されています。祭礼は、氏神業(なり)葉(は)神社(じんじゃ)と山之(やまの)神社(じんじゃ)の神事として行われ、業(なり)葉(は)神社(じんじゃ)のご祭神(さいじん)が神輿(みこし)にお乗りになり山之(やまの)神社(じんじゃ)との間を神幸(しんこう)される際、神輿(みこし)を警護(けいご)する形で山車4輌が巡行(じゅんこう)いたします。北組は4組ある山車組の宮本組で、祭礼で「唐子車(からこぐるま)」を曳き出します。北組の山車「唐子車(からこぐるま)」では山車の前方下段で行われる前棚(まえだな)人形の『三番叟(さんばそう)』と、山車の上部で行われる上山(うわやま)人形の『肩車(かたぐるま)離れ(はなれ)からくり』がありますが、今回は、複雑で大掛かりな機構を備える上山(うわやま)人形を上演いたします。この『肩車(かたぐるま)離れ(はなれ)からくり』では、桜の枝の吊るされた太鼓を叩(たた)きたい弟の小唐子(しょうからこ)を兄の大唐子(だいからこ)が肩車をして叩かせる、そのあと、一人で叩きたい小唐子が大唐子から離れるという流れで、人形が演技します。人形操作の機構としては、糸からくりや棒状(ぼうじょう)の「さしがね」を使った操作の他に、木製(もくせい)歯車(はぐるま)、鯨(くじら)のひげバネ、ゼンマイを使用した自動運動機構を備え、複雑な離れ技を可能とする精緻(せいち)なつくりとなっています。
- 対象者
知多・衣浦地区山車祭り保存会関係者
知多半島内 山車組関係者
愛知山車祭り保存協議会
幹事市町保存会
一般市民
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