岩滑地区
八幡社祭礼
2024年4月13日(土)、14日(日)
旧8月15日には、「元祭礼」とよばれる神明社の大祭が行われ、八幡社では、神楽の奉納がある。
4月には、八幡社の祭礼が行われる。記録によると、天明元年(1781)の中組若連中より口上書に(第1章第1節参照)「年々六月十日ハ疫神除祭礼相勤八月十五日ハ往古より当社八幡宮之御祭礼右両度共ニ山車并俄狂言執行致来リ候」とあり、8月15日に八幡宮の祭礼がおこなわれ、山車や俄狂言もあったことがわかる。また、三番叟・神子・獅子も行われたようである(嘉永五年「定」)。明治時代には、祭礼期日は町役場の指示によったようで、神子、獅子、三番叟、山車が行われた(明治31年義烈組と西組の「規約証」)。戦前戦後にかけては、祭礼期日は4月5、6日だったが、昭和26年ころから4月14、15日になったようである。現在は、4月第2日曜日に行われ、前日が「しんがく」となっている。
「半田市誌 祭礼民俗編」より
見どころ
山車の大回転
場所:岩滑中町交差点
時間:日曜日PM4:45頃
岩滑地区の祭りのクライマックスと言えるのが、岩滑中町交差点での山車の大回転です。大回転は義烈組と西組の山車が1台毎行います。山車は先ず右に3回転し、すぐさま反転し3回転します。前梶と後梶が息を合わせないと山車が交差点の中心から外れてしまうため、楫方の技量が試されます。見事に成功すると観客から大きな拍手が沸き起こります。
南吉祭(なんきちさい)の花火
場所:新美南吉記念館
時間:土曜日PM7:00頃より
岩滑地区では、新美南吉記念館を会場に「南吉祭」と称して宵祭りを開催しています。岩滑八幡社で提灯飾りした山車が新美南吉記念館に曳き込まれた後、記念館北側の矢勝川から花火が打ち上げられます。花火と提灯飾りした山車は幻想的です。会場ではコミュニティーによる売店などのブースも開設され、多くの観客で賑わいます。